会長コラム
微笑みの国タイ王国
スワンナプーム国際空港に着いた。この空港は、2006年9月28日に開港した新バンコク国際空港である。旅客ターミナルビルの総床面積は、成田空港の3倍以上もある世界一の広さで、東南アジアのハブ空港に相応しい立派な空港だ。
ホーチミンからタイの首都バンコクまでは、飛行機で2時間ほど、東京から大阪ほどの距離である。飛行機は、インドシナ半島の陸の上を飛び、途中カンボジアの首都プノンペン上空を通過した。
インドシナ半島のインドシナとは、その名の通り、インドと中国の間に挟まれていることから、フランスによって名づけられた。
そのフランスは、かつてベトナム、ラオス、カンボジアをフランス領として支配していた。
タイの東側がカンボジア、北がラオス、西にミャンマーがある。タイは、第二次世界大戦後、ベトナムやカンボジア、ラオスのような近隣諸国の共産主義化に脅かされたが、アメリカが「共産主義の防波堤」として大々的な支援を受けた。
ベトナム人、カンボジア人、タイ人は、こんなに近くにいるのに、民族的な雰囲気や性格は全く異なるように感じる。
昨年、カンボジアのシュムリアップに行った時、カンボジア人(クメール人)は、こんなことを言っていた。
インドシナ半島は、アンコールワットの近くのアンコールトムに王都を置くクメール帝国によって、全域を支配していた。しかし、インドからのヒンズー教と中国からの仏教の両方が入ってきて、国は混乱し、やがて衰退した。そして、タイとベトナムの二つの分離支配されるようになった。
そのため、カンボジア人は、タイ人とベトナム人が大嫌いだそうだ。
元々同じ国の仲間であったのに、その中間のカンボジアは、近代化から遅れ、内戦によって国はメチャクチャになった。
カンボジア人からすると、現在繁栄しているタイやベトナムが羨ましいのであろう。
こうして実際に来て見ると、キン族が多いベトナムと、クメール人が多いカンボジア、タイ族の多いタイは、やはり全く異なる。東南アジアもヨーロッパのように実に複雑で、多種多様な民族が住んでいることに始めて気がつく。
宗教的には、カンボジアとタイは、似ている。日本の仏教は、 ........
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