会長コラム

上海と大連に行く

私は今、50階を越える高層ビルが立ち並ぶ上海にいる。上海は5年ぶりだ。上海では、半年前の情報はもう古いから、5年前の姿は思い浮かべられないほどである。

都市が常に脱皮を繰り返しているように感じる。しかも、その変化のスピードは、時速400キロメートルを超えるリニアモーターカーを見ると、圧倒されるばかりである。

中国で最も発展しているこの都市にいると、世界を最も発展している都市になろうとしている勢いがまざまざと感じさせられる。

昨日までは、大連にいた。大連は、半年ぶりだ。気温は、マイナス10度の極寒の地であった。

大連に来ると、日本と切っては切り離せない関係を感じる。大連空港に乗り入れする便は、8割以上が日本各地からのものだ。ホテルでは日本語が通じ、日本人の宿泊者が大半を占める。朝食には、納豆が並び、様々な日本食が食べられる。

大連から上海に来ると、日本人には、大連の居心地の良さが感じられるであろう。

私の今回の訪中目的は、中国人技術者の採用である。

面接には、大連で35名、上海で17名が集まった。全員が自己紹介ができる程度の日本語が出来る。ほとんどのものが、国立理工系大学で情報工学が専攻しているものばかりである。

面接時間は、ひとり当たりわずか10分足らず。10分単位に次々に面接をして行く。私と会話がかみ合わなければ、ほんの数分でNGである。

その中に、ハルピンよりやって来た若い青年がいた。この面接のために、前の晩21時の列車に乗り、10時間かけて大連までやってきた。

最初の合格者は、その彼だった。

大連での面接は、これで3度目であるが、彼の目の輝きは、極めて印象深かった。真剣な目、必死な目、一生懸命に訴えようとする姿勢。一瞬で採用が決まった。

彼は、10分の面接のために、自分の人生をかけるために往復20時間を費やした。札幌から東京に夜行列車でやってくるようなものである。

日本にいると、中々このようなハングリーな人と出会うことは少ない。だから余計に、その懸命な姿勢に魅力を感じてしまう。あの真剣な眼差しは、50人以上面接をしても中々見ることができない。

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 この続きは、堀田 信弘の公式ブログ「活・喝・勝」 http://hottaworld.com を参照してください。

2008年1月24日
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