会長コラム

自惚れと自信の違い

私がこれまで接してきた部下は、何百人いただろうか。様々な部下と接したことが、私には大きな財産である。

最も勉強となったのは、年上の人を部下に持ったことである。

私は、初めて管理職になったのは、20代後半の頃だ。その頃の私は、今思えば、世間知らず、教養なしのただの若造である。終身雇用、年功序列が崩壊し、成果主義が叫ばれた頃だったから、私が20代で管理職になったのは、自分が勝ち取ったと思っていた。

人間は、人に選ばれたというより、自分が勝ち取ったと思うと、当然横柄になる。しかし、若い頃は、その自分の姿など顧みようとしない。

だから、部下から反発も食らう。

私は、ある年上の部下に、あまりにも責任感のないことに腹を立て、注意したことがあった。すると、相手は私の胸倉を掴み、「ふざけるな、ぶっ飛ばすぞ」と恫喝された。

それでも、私は、自らの信念に基いて、その人をクビにした。その人は、業界から去った。

その頃の私は、当然のことだとしか思わなかった。

しかし、今振り返って見ると、私は、例え部下であっても、人生の先輩である年上の人に、敬意を表した接し方をしていたかと言うと疑問を感じてしまう。

その出来事から数年経って、今度は、ある年配の部下から「どんなに論理的に正しくても、人は、気持ちが通じなければ、心から従おうとはしない」と忠告された。

その人は、その言葉の後、次々に私の指示を拒んだ。

私は耐えかねて、「私は、あなたに会社を辞めてもらうと思っている。でも、このような原因になったのは、私の責任です。だから、私は、あなたをクビにする日、必ず私も辞めると約束します。これで、上も下もない対等です。」と告げた。

それから数年後、私はその人に言った。

「私は、今月で辞めることにしました。私は自惚れていました。自信と自惚れを履き違えていたのかも知れません。もう、私の力では、とても動かせません。色々と勉強になりました」

その時、社員全員が、私の部下となっていた。

その二ヶ月前、私は、体調を崩し入院した。体と心のバランスも崩れていたのである。

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 この続きは、堀田 信弘の公式ブログ「活・喝・勝」 http://hottaworld.com を参照してください。

2008年7月24日
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