会長コラム

遠心力と向心力、そしてリーダーの求心力

水の入れたバケツを大きく一回転させても、中の水は落ちない。これはバケツの中の水に遠心力が働き、重力とつり合っているからである。

もし、回転させる早さが弱ければ、水は一斉に重力に従って、下に落ちることだろう。それを落とさないように回転させることで、遠心力にて外に飛び出さないようにするのだ。

遠心力とは、円の中心から離れようと外方に向って働く力のことで、向心力と釣り合うための力を言う。

向心力とは、円運動をした時に、物体が回転の中心を向いて働く力をいう。

ひもにおもりをつけて振り回すと円軌道を描く。この時、おもりには、常に回転の中心を向く力が働く。力の大きさはひもの張力に比例し、回転中心の間の距離によって一意的に決まり、方向にはよらない。このように、力が常に固定点の方向に向き、その大きさが固定点からの距離である場合に、その力を向心力という。

遠心力とは、簡単に言えば、外へ飛び出そうとする力。

組織には、常にこの力が働いている。

仕事のできる人は、自分に力がついてくると、それをもっと試したくなる。自分を試せるフィールドをより大きいものにしようとするのである。

また、自分よりできない人といるよりも、自分と同じような力、あるいはそれ以上の力を持った人たちと、一緒に仕事をしたくなる。

内から外に飛び出せば、もっと大きな仕事や、もっと、効率良く仕事ができるのではないかと思うのだろう。そして、もっと見返りの大きいなものを得たいとの欲求も働くことであろう。

外に対し、自分がそこで挑戦できるかも知れない、そこで試せるかも、活かさせるかもと感じると、同時に内側に対して、そこから飛び出そうと遠心力が働く。これは自然な考え方である。

この遠心力が強まれば強まるほど、組織が組織として体をなさなくなり、やがて崩壊する。

そうしてはならないのが、リーダーの役目だ。

リーダーがゆっくりとバケツという組織を回しているようでは、外に飛び出そうとする遠心力に勝てず、組織の中の水は一気に外に放出されてしまう。

そうならないようにリーダーがすべきことは、組織を早く回すことである。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 この続きは、堀田 信弘の公式ブログ「活・喝・勝」 http://hottaworld.com を参照してください。

2009年9月14日
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