会長コラム

すみませんではすみません

先日、家族で食事に行った時のことである。若い茶髪のウェイターが、テーブルに湯のみを置こうとした時、彼女は誤って湯のみ茶碗をこぼしてしまった。

その時に彼女が言った言葉は、「すいません」である。

テーブルが濡れただけなので、「大丈夫ですよ」と答えると、「ごめんなさい」と言いながら、テーブルを拭いていた。

この文章を読んで何か不自然なところを感じるだろうか。あまり違和感のない日常的な感じであろう。

彼女が言った言葉は、「すいません」と「ごめんなさい」の二言だけ。私は、「大丈夫ですよ」の一言だけだ。この三言のやり取りを見る限りは、違和感を感じない方が多いことであろう。

しかし、実際には、相当な違和感があった。

まず、湯のみをこぼした時、彼女は、私の子供が邪魔をしようとしたからこぼしたというような表情で、一瞬、子供の顔を見た。つまり、彼女が最初に言った言葉は、こぼした時に一瞬に、あるいはとっさに出たのではなく、ほんの僅かな間があったのである。

こぼれたことに驚いた「あぁー」という私の声を聞いて、"仕方なく"「すいません」という言葉を発したのである。

私は、この「すいません」という言葉を聞いて、「子供が邪魔をしたから」と前置きがあるような感じを受けた。

それは単に僅かな間があっただけでなく、「すいません」という響きに違和感を感じたのだ。

彼女は、「すみません」を「すいません」だと思い込んでいる。

恐らく、普段から「すいません」を使っており、「すまない」という気持ちを表す言葉だと信じ込んでいるのであろう。

私は、その言葉の響きを聞いて、なんとなく、軽さと幼さを感じた。そして、それは、同時に、本当にすまないという気持ちを表していないと受けとり方をした。

さらに、彼女が次に言った「ごめんなさい」という言葉。

私は、「すいません」の次は「ごめんなさい」かと、やはり不自然さを感じたのだ。

「ごめんなさい」という言葉は、このような場面でお客さまに言う言葉なのだろうか。

子供が親に叱られて、もう許してほしいから「ごめんなさい」と言っ  ........
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 この続きは、堀田 信弘の公式ブログ「活・喝・勝」 http://hottaworld.com を参照してください。

2009年9月20日
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