会長コラム

正解のない問いに答えを出す

経営をしていると、個々には最適に選択したとしても、それが全体として最適な選択とはならないという状況が起こりえる。その例として挙げられる『囚人のジレンマ』は、ゲーム理論や経営において、勝つためのセオリーを研究した代表的なモデルである。

警察は、共同で犯罪を犯したと思われる2人の容疑者を逮捕する。容疑者同士で口裏を合わせないように別々の留置場に入れて、事情聴取を行い、事件の真相を聞き出そうとする。

もし、2人とも黙秘したら、2人とも懲役2年と言い渡す。だが、「共犯者が黙秘しても、お前が自白したらお前だけは1年に減刑してやろう。ただし、共犯者の方は懲役15年だ。逆に共犯者だけが自白し、お前が黙秘をしたら共犯者の刑を減刑し、お前の方は懲役15年になる。もし、2人共に自白したら、両方とも懲役10年にするぞ。」と双方に告げる。

さて、あなたならどれを選択するか。

もし相手が黙秘すると信じ、自分も黙秘をすれば2年で済む。しかし、最も最悪なケースは、自分だけ黙秘して相手が自白をすれば、懲役15年となる。

それが二人にとって最適な選択は、2人とも黙秘をして2年になることであるが、自分だけを考えると、自分だけが自白すれば1年で済みそれが一番最適な選択となる。

ところが、相手も自白すれば2人とも懲役10年になるかも知れない。自分にとって最適なものを選択するか、二人にとって最適なものを選ぶのかでジレンマを起こす。

さて、あなたならどれを選択するか。

この理論を定式化したアルバート・タッカーによると、両者は「裏切り」を選択するとされている。つまり、自分にとって最適だと思われる自白をするというものである。

私は、この理論が正しいかどうか判らないが、この問題の例は、正しい答えがないものに答えを出すようなものである。

さて、次の問題である。

パーティーで、全員に紙を渡す。その紙に千円か一万円か、どちらか一方を、自分がほしいほうを記入する。もし、一万円と書いた人が少なければ、全員に自分が書いた金額をプレゼントする。ただし、千円のほうが多ければ、全員に支払わない。さて、あなたはどちらを選択するか。

これも『  ........
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 この続きは、堀田 信弘の公式ブログ「活・喝・勝」 http://hottaworld.com を参照してください。

2009年12月19日
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