会長コラム

利用と活用の違い

上司を活用しよう、上司をおだてよう、などと言うと、何か姑息な手段を使って、周囲を蹴落とし、出世やのし上がることばかり考えている人のように誤解されるかも知れません。

もしそうだとしたら、恐らく"活用"という響きを、したたかに"利用"するというように思えているからではないでしょうか。

活用と利用では全く意味が異なります。

利用とは、便宜的な手段として使うことであり、利するために用いることです。利するためというのは、自分の利益のためにということです。

自分の利益のために行動する人のことを利己主義と言います。自己の利益を重視し、他者の利益を軽視、無視する考え方です。

このような考え方では、ビジネスは上手く行きません。自分だけが利益を独り占めするような考え方では、部下と上司という関係はもとより、社外に出て取引、交渉するような時には絶対に上手く行かないことでしょう。

利己主義の対義語は、利他主義です。利他主義とは、自分の利益よりも、他人の利益を優先するという考え方です。

ここでは、お坊さんの説法ではありませんから、利他主義を求めるようなことを言うつもりはありません。利用が利己主義で、利他主義は活用だということでもないのです。

活用は、利他主義のように、自分の利益よりも、他人の利益を優先するのではなく、自分の利益も他人の利益も両方考えるというほうが近いと思います。

利用の利するために用いることに対して、活用とは、物や人の機能・能力を十分に活かして用いることです。

利用が自分のための利益を先に考えるのに対し、活用は、相手を活かすことを先に考えるという点が全く異なるのです。活かすということが重要な考え方なのです。活かすことで、結果として利益をもたらすことがあるかも知れませんが、それはあくまでも結果です。

他人を活用するということは、結果として、自分のためにもなるのです。もし、それが利益ということに繋がったとすれば、それはあくまでも活用できたことに対する副産物なのでしょう。

もう一つ、全く異なる見方で、利用と活用ということを考えてみたいと思います。

少し個人的な拡大解釈になっ  ........
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 この続きは、堀田 信弘の公式ブログ「活・喝・勝」 http://hottaworld.com を参照してください。

2010年8月17日
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